寒暖差があり、体調も崩しやすい時期。そんな時は、胃腸にも優しくビタミンの吸収が良い料理を取り入れるとよいですね。
今回は、胃腸のひと休み＆免疫力を高めたい時に食べたい人参と「塩麹」を使ったポタージュをご紹介します。
以前、自家製塩麴レシピ（以下）をご紹介しましたが、ご紹介した発酵調味料の「塩麹」のオリゴ糖は、腸内の良い菌（善玉菌）を増やし、腸内環境を整え免疫力を高める働きがあります。
人参は、体内でビタミンAに変換されるβ―カロテンが豊富。ビタミンAは、皮膚や粘膜の強化、目の健康を保つ、老化防止、病気予防の抗酸化作用などの働きが期待されます。ビタミンAは油に溶ける脂溶性ビタミンで、ご紹介するレシピでは、油を少量使用し、ビタミンAの吸収も高め身体に嬉しい1品です。
時間の余裕がある休日のブランチやおもてなしにもおススメですよ。
◆自家製塩麴レシピ
◆栄養価計算表
1人分の栄養価：エネルギー148kcal たんぱく質2.3g 脂質7.8g 炭水化物16.7g 食物繊維3.8ｇ 食塩相当量1.4g
人参を縦半分に切り、約１ｃｍ幅の半月切りにする。
玉ねぎは粗みじん切りにする。
中サイズの鍋に玉ねぎとオリーブオイルを入れて、中火で炒め火が通ったら、人参を入れて軽く炒める。
水(あればローリエ)を加えて強火で煮込み、沸騰後アクを取りＡ．を加えて、さらに弱火で１０分程煮込む。
火を止め（ローリエを取り除き）、豆乳を加えてミキサーに移し入れ撹拌する。
再び鍋に戻し、食べる直前に弱火で加熱し、沸騰直前で火を止める。
器にそそぎ、お好みでパセリ等をトッピングする。
★調整豆乳は無調整豆乳や牛乳でも代用可能です。
★優しい味なので、粗びき黒胡椒をプラスしてもＧｏｏｄです。
★豆乳は強火で加熱し沸騰すると分離してしまいます。豆乳を加えた後、再度加熱する場合は弱火で加熱し沸騰直前で火を止めましょう。
料理にお酒を入れる効果と選ぶポイントは！？
みなさんは調理用のお酒はストックされていますか。今回使用した白ワインは、なんと300円以下の安い白ワインです。スープやポトフには白ワイン、ビーフシチューやデミグラスソースには赤ワイン、煮豚には日本酒や泡盛など、料理によって使うお酒も異なりますね。お酒を調味料として取り入れる効果としては、臭みを取る、薄味でも風味よく、コクがでるなど、ワンランクアップした味に仕上がります。
アルコールは、78℃で蒸発するので、加熱することでアルコール分が飛び、調味料として使う分量であれば、お酒が弱い方や、お子様がいるご家庭でも安心して使えます。沖縄料理を作る時の料理酒は、泡盛です。料理で使う泡盛は、パック入りの安い泡盛で十分。特に泡盛は、茹で豚や豚肉料理には欠かせない調味料なので、気兼ねなく使えるものを用意するのが良いですね。スーパーでよく見かける「料理酒」と日本酒は別物。価格は安いですが、料理酒には塩分が含まれている商品が多く、知らずに余分な塩分を摂取していることもあるので注意しましょう。料理酒を購入するときは表示を確認して、無塩タイプを選ぶのがおススメですよ。
発酵調味料の「塩麹」。
塩麹の材料は「米麹・塩・お湯」とシンプルですが、発酵することでたくさんの酵素が生まれます。消化酵素のアミラーゼはデンプンをブドウ糖に、プロテアーゼはたんぱく質をアミノ酸に分解する働きなどがあります。この消化酵素の働きにより、お肉や魚などを柔らかくする効果や素材の旨味を引き出す効果があるのです。さらに発酵によってできるオリゴ糖は、善玉菌を増やし、腸内環境を整える働きがあります。
その他、主な栄養価は疲労回復を助けるビタミンB₁、皮膚や粘膜を健康に保つビタミンB₂・パントテン酸・ビオチンなどのビタミンB群も含まれています。
身体に嬉しい栄養が含まれている塩麹ですが、たくさん摂取すると塩分の過剰摂取の原因になるので、注意しましょう。塩麹は調味料として取り入れるのがおススメです。
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【塩麹に関連するレシピ】
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