外出自粛時・防災のための食材保存と活用レシピ【管理栄養士コラム】 

最近では新型コロナウイルスの影響で、外出を最小限に抑えることが求められ、買い物の回数を減らす状況が続いているかと思います。また、台風や地震等の天災があった場合、一定期間買い物に行くこと自体が難しくなりますよね。

そんな状況でも食事に困らないために、私たちはどのようなものを準備しておけばよいのでしょうか? 今回は、万が一の際の備えに役立つ買い物術や、食材保存の方法についてご紹介します。

 ライフラインが止まってしまった場合

天災により、電気、ガス、水道が止まると今までのような食事を用意することはできません。そんな状況に備えて、何をどの程度準備しておけば良いのかわからない方や、用意が不十分な方も多いかと思います。
ここからは、ライフラインが止まってしまった場合を想定した食材保存についてご紹介します。

   ライフラインが復旧するまでの時間は?

まず、どの程度の時間、自力で耐えられるように準備するかを考えてみます。

災害が発生した際、どの程度の日数でライフラインは復旧するのでしょうか?仮に首都直下型地震が発生した場合の、ライフラインの各事業所の復旧目標は次の通りです。

 ▼水道:30日
 ▼ガス:55日
 ▼電気:6日

つまり、一週間程度は、全てのライフラインが使えないと考えておいたほうが良いでしょう。 この中で「水」は水道が止まったとしても、救援物資として送られてくることはありますが、様々なシーンで使用するため、不足する可能性が高いです

   どの程度準備しておけば良いの?

災害後のライフラインは復旧するまで時間が長いため、それらを使用せずに調理をしなければ食事を用意できません。そのため、日頃から非常食を備えておくことが大切です。

それでは実際、どの程度の量を準備しておけば良いのでしょうか?
まずは3日分の備蓄を確保することを目指すと良いです。食事は1日3食分×人数分を準備してください。飲料水は、1人あたり1日3リットルが必要といわれています。こちらは可能であれば、1週間程度を備えておくことが望ましいです。

   ローリングストック法を活用する

準備しておかなければならない非常食を考えると、かなりの量が必要ですよね。実際、災害時用に蓄えていても、災害が起こる前に消費期限内に消費できるのかどうか心配になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな時は、ローリングストック法を活用するのがおすすめです。
ローリングストック法とは、普段から少し多く食材や加工品を購入し、使用したらその分だけ買い足していくことで、常に一定量の食料や飲み物を家に備蓄しておくことです。最大のメリットは、日々の生活の中で消費しながら備蓄することができることです。これにより、備蓄品は常に新しいものがストックされ、いざという時も日常生活に近い食生活を送ることができます。

 あまり買い物に行けない場合

外出自粛時などは、食材の買い出しもなるべく少ない回数で済ませたいですよね。ここからは、あまり買い物に行くことができない場合の食材調達のコツについてお伝えします。

   3日分を目安にまとめて購入する

まとめ買いをする場合、3日分を目安に購入すると良いでしょう。購入する際は、あらかじめ献立を立ててから、買い物リストを作っておくと、買い物する時間を短く済ませることができます。3日分程度であれば、野菜や肉、魚なども日持ちするため、腐らせる心配も少なくて済みます。

  作り置きを活用する

買い物に行く回数を減らすために、メインや副菜は、まとめて作り置きしましょう。メニューにもよりますが、3~5日ほど日持ちするメニューが多いため、買い物にいく回数を減らすことができます。全ての献立ではなく、副菜だけなど一部のメニューだけでも作り置きしておくと、買い物を調整することができ、とても便利です。

   冷凍保存を活用する

肉や魚など、冷凍保存できるものは、まとめて購入し、小分けにして保存しておくと良いです。いざという時に使うことができるので便利です。また肉や魚を冷凍する前に、下味をつけておくと味が染み込み美味しく仕上がります。

   乾物や缶詰など長期保存ができるものを活用する

乾燥のカットわかめや切り干し大根など、長期保存できるものをストックしておくのもおすすめです。これらは、副菜やお味噌汁の具などとして幅広く使うことができます。
缶詰も長期保存が効くのでストック向きです。調理も不要なので、そのまま食べることが出来て便利です。

 

  防災時の活用レシピ

それではもしものとき、どのようなレシピならすぐに食べられる料理になるのでしょうか?
また、備蓄用の食品を使って、日々の食事を作るにはどうしたらよいのでしょうか?
ここからは、災害時の料理と、備蓄用食品を使った料理の2パターンをご紹介いたします。

  災害時の料理

災害時は、なるべくレトルト食品を活用して献立を組み立てましょう。
乾物を使ったものであれば、水で戻すだけで調理することができます。例えば、切り干し大根を水で戻し、ツナ缶とマヨネーズで和えた切り干し大根のサラダがおすすめです。
また、大根やきゅうり、にんじんなどをピーラーで薄くスライスし、酢や砂糖などと一緒にポリ袋に入れて揉むだけで出来る即席ピクルスもすぐに作ることができ、火が必要ないので便利です。

  備蓄用食品を使った日常的な料理

例えば、缶詰のスパムをお肉の代わりに炒め物に入れるのがおすすめです。
また、備蓄品の定番の乾パンは、細かく砕いてチーズケーキのタルト生地にしたり、パフェの具材にすると活用できます。備蓄しておいた食品の賞味期限が迫ってきたら、このように日々の食事に工夫して取り入れることで消費しましょう。

 まとめ

いかがでしたか?災害や外出自粛要請など、いざというときに困らないように、食品を備えておくことはとても大切ですよね。今回お伝えしたコツを、買い物に行けない時期や防災時の準備に活用していただけたら嬉しいです。

管理栄養士・ HITOOMOI

管理栄養士・ HITOOMOIフードコーディネーター・管理栄養士

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「ヒトオモイ=人想い」大切な人を想う気持ち。それがヒトオモイ。「ヒトオモイ=一思い」その気持ちを、ただ一つ思い続ける。それがヒトオモイ。
合同会社HITOOMOIは、大切な人のための、手作りの食事で「作る人・食べる人」お互いが大事にされていることを実感し生きててよかったと思える社会を創ることを目指しています。

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