体調別

冷え症さんのための薬膳ポカポカチゲスープ【薬剤師レシピ】

調理時間
20分
薬膳
温熱性・腎を補う食材

冬の養生<薬膳> 
冬は一年で最も寒く、一年間の気候の変化によって疲れが出やすい季節です。東洋医学における臓腑では「腎」が消耗しやすい季節となります。
腎は、体内の水分調整を行い、「成長・発育・生殖」を司る臓腑であり、冷えを嫌います
また、寒さの影響で身体が縮こまり、毛細血管が収縮することで、血の巡りが悪くなります。これにより冬特有のトラブルが起こります。

■冬におこりやすいトラブル
風邪、睡眠障害、頭痛、月経痛、腰痛など

■冬に摂るべき食材
腎を補う食材」、「身体を温める食材」が適しています。

腎を補う食材
牡蠣、豚肉、白きくらげ、黒ごま、黒豆など

体を温める食材・温熱性のもの
ネギ、にんにく、生姜、豚レバー、カボチャ、黒砂糖、酒、黒酢など

冷え症さんのための薬膳ポカポカチゲスープ

温熱性のネギ、にんにく、生姜を使用し、身体を内側から温めポカポカに。
牡蠣は、貧血を防ぐ「海のミルク」と呼ばれ、身体に潤いを与え、血を養う効果も期待できます。
腎虚による不眠や、貧血による疲労感を癒やしてくれる食材です。是非、お試しください。

材料(4人分)

材料
分量
豚肉(ロース)
200g
牡蠣
120g
白ネギ(5mm幅で斜め切り)
1本
白菜 (芯は5mm幅、葉は5cm幅にザク切りする)
350g
もやし
200g(一袋)
ふたつまみ
600cc
豆板醤
大さじ1/2~
コチュジャン(味噌で代用可能)
大さじ1
鶏ガラスープ
大さじ2
にんにく、生姜(すりおろし)
1かけ
ごま油
小さじ2~

手順一覧

1

【下準備】
・牡蠣を小さじ1の塩をまぶし2~3回水洗いする。
・豚肉に生姜、にんにくをまぶしておく。

2

鍋に、50ccの水(分量外)、白菜の芯、もやし、白ネギ、豚肉の順に重ね、ふたつまみの塩をふり、弱火で蒸煮する。(約5分)

3

2に水600cc、鶏ガラスープ、豆板醤、コチュジャン、牡蠣、白菜の葉の部分を入れ7分間煮込む。

4

仕上げに火を止め、ごま油を回しかける。

ポイント

【インナービューティー調理ポイント】
・野菜の上に豚肉を重ねることで、肉の旨味が野菜に染み込みます。
・加熱時油を使わず、最後にごま油をまわしかけることで、油の酸化を防ぎ、少量でも風味を楽しむことができます。

参考コラム

冷え性に悩んでいる方は、こちらのコラムもご参考ください。

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