■冬の養生<薬膳>
冬は一年で最も寒く、一年間の気候の変化によって疲れが出やすい季節です。東洋医学における臓腑では「腎」が消耗しやすい季節となります。
腎は、体内の水分調整を行い、「成長・発育・生殖」を司る臓腑であり、冷えを嫌います。
また、寒さの影響で身体が縮こまり、毛細血管が収縮することで、血の巡りが悪くなります。これにより冬特有のトラブルが起こります。
■冬におこりやすいトラブル
風邪、睡眠障害、頭痛、月経痛、腰痛など
■冬に摂るべき食材
「腎を補う食材」、「身体を温める食材」が適しています。
〇腎を補う食材
牡蠣、豚肉、白きくらげ、黒ごま、黒豆など
〇体を温める食材・温熱性のもの
ネギ、にんにく、生姜、豚レバー、カボチャ、黒砂糖、酒、黒酢など
『冷え症さんのための薬膳ポカポカチゲスープ』
温熱性のネギ、にんにく、生姜を使用し、身体を内側から温めポカポカに。
牡蠣は、貧血を防ぐ「海のミルク」と呼ばれ、身体に潤いを与え、血を養う効果も期待できます。
腎虚による不眠や、貧血による疲労感を癒やしてくれる食材です。是非、お試しください。