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沖縄の言葉で「クスイムン」という言葉があります。
このクスイムンとは、医食同源のような意味合いで、食べたものが薬になるという考え方です。これは、沖縄の長寿や健康を支えてきた基礎となる部分で、今回の「チムシンジ」料理や「イカ墨汁」もクスイムン料理です。

チムシンジのチムは【豚レバー】、シンジとは【煎じ汁】を意味し、豚レバーを煎じた料理で、疲労回復や病後の回復などに食べられていました。

主な栄養素

●疲労回復や糖質の代謝を助けるビタミンB1、
●赤血球を作り貧血予防の鉄分、
●DNAの合成を助け、ホルモンの合成や分泌、味覚を正常に保つ働きがある亜鉛、
●皮膚や粘膜の健康を保つビタミンAを含みます。

琉球料理として昔ながらの本格的なチムシンジは、塩分なしで、薬のように煎じ汁のみを飲みますが、少し食べづらいので、にんにくや生姜を加えアレンジして食べやすい現代版オリジナルレシピをご紹介します。
レバーの下処理をしっかりすれば、スタミナ料理の1品としてもおススメですよ♪

材料(4人分)

材料
分量
豚レバー
400g
豚肉
200g
島人参
2本(or人参1本)
細ネギ(斜め切り
2本
にんにく
2カケ
生姜
1カケ
6カップ
20ml
小さじ1/2~

手順一覧

1

レバーは一口大に切り、ボールに入れもみ洗いして水を流す。この作業を3回繰り返す。塩(分量外)と水をボールに入れレバーを漬け20分ほど置き、1度水で洗い流し水気をきる。

2

豚肉は一口大に切る。

3

島人参は、縦半分に切り約5㎝長さの斜め切りにする。

4

にんにくはスライス、生姜は生姜汁・すりおろし(トッピング用)にする。

5

鍋に1.2.3.4.を入れ、にんにく、生姜汁、水、酒を加え強火で熱し、沸騰したら丁寧にアクを取り除き、塩を加え弱火で約15分煮る。

6

味見をして味を調整し、器に盛り、お好みで、おろし生姜と細ネギをトッピングする。

ポイント

★レバーの匂いが苦手な方は、作り方1のもみ洗い後、ボールに牛乳(分量外)とレバーを入れ漬けラップをして、1時間ほど冷蔵庫に置き、しっかり血抜きしましょう。
★汁の蒸発具合により味が異なります、味見をして塩分が足りない場合は、プラスして調整しましょう。

ご参考コラム

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