「海のパイナップル」と呼ばれ、甘味、酸味、塩味、うま味、苦味の五味すべてを持つ食材として知られているほや。
主に5月から8月に獲れるほやですが、天然物は水深20メートルから30メートルの海底に生息しており、特殊な潜水技術が必要になります。
三陸沿岸北部の洋野町(旧種市町)には100年以上前に生まれた「南部潜り」という潜水技術があり、天然もののほやは、南部潜りのダイバーがひとつひとつ海底から採取することから、非常に貴重なものとされているとのこと。
栄養素も豊富で、天然物のほやは一段と風味がよく、今回ご紹介する酢のものの他に、素焼きや炊き込みご飯にしても美味しいです。
鮮度の良いほやが手に入りましたら、ぜひ作ってみてくださいね。