青森県津軽地方の中でも主に日本海側の西北地域で特に食べられてきた郷土料理『すしこ』。
もち米を蒸し、赤しそやキャベツ、きゅうりの古漬けなどと合わせて乳酸発酵させた、いわば「ごはんの漬物」ともいうべき非常に珍しくユニークな料理です。
もち米は腹持ちが良く、力もつくとされ、田んぼへ持参して農作業の合間に食べることも多く、冬には一斗樽に漬けこんでつくり、野菜の少ない季節の保存食として家庭で重宝されてきました。
長く漬けこむことで乳酸発酵が進み、酸味が増して美味しくなるうえに栄養価も上がるため、貴重なおかずとしても食されている『すしこ』。
青森県のおいしいお料理をぜひお召しあがりください。
*以下の分量は「18L漬物たる1個分(つくりやすい分量)」です。