和歌山県の高野山で、厳しい修行の中で食べる精進料理の一つとして生まれたといわれている『ごま豆腐』
ごまは非常に栄養豊かな食品で、その昔、中国では薬として重宝されており、遣唐使として中国に渡った弘法大師がこれを高野山に持ち帰り、日本で栽培をはじめたとされています。
肉や魚を使わない精進料理はたんぱく質が不足しがちになるので、良質のたんぱく質を含むごまを食べて栄養を補っていたと見られ、後に、ごまの栄養を効率よく摂取するために考えられたのが『ごま豆腐』
わさび醤油や酢味噌をつけて食べるのが一般的ですが、出汁を加えたり、和三盆糖や黒蜜をかけてデザートのように食べたりとアレンジを加えても美味しくいただけます。
和歌山県のおいしいお料理をぜひお召し上がりください。