★【ごぼう】の栄養素とは!?
ごぼうは、沖縄方言で「クンボー」と呼ばれ、お正月にも欠かせない食材です。現代の栄養学での主な栄養素は、食物繊維が豊富で100g当たり5.7g含まれています。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方をバランスよく含み、便秘予防、血糖値・コレステロールなどの上昇を防ぐ、大腸がん予防、腸内環境を整え免疫力を高める働きなどがあります。その他、塩分を体外に排出して高血圧症予防のカリウムは100g当たり320㎎含まれています。
★琉球王国時代【ごぼう】の効能とは!?
琉球王国時代の栄養学書【御膳本草】によると
牛蒡(ごぼう)は「ゴンバウ」と呼ばれ、「氣味 苦(にがく)寒(さむく)毒はない。風毒 癰疽(ようそ)を治す。五臓の毒氣を洗い、面目の煩満を除き、手足の健やかならざろを助ける。」と記載されています。
解読してみると・・・↓↓
「香りは苦いが毒はない。悪性の腫(は)れ物を治す。肺・心・脾(ひ)・肝・腎(じん)の五つの内臓の毒性のある成分を排出し、腹部の満腹を取り払う。手足の健康を助ける。」という意味です。
当時は食物繊維という存在は知らないはずなのに、ごぼうは「毒性のある成分を排出する」とわかっていたようです♪
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毎度のことなのですが、
わからない単語を調べながら解読した後、現在の栄養学と照らし合わせる瞬間が一番ワクワクします(´∀`*)♡
マニアックですが・・・
謎解きのようで、現在の栄養学とビンゴ!!とした瞬間がたまらなく嬉しいです♪
沖縄食材を使用したレシピ・琉球料理のレシピについては、以下でもご紹介しています☆
沖縄料理研究家 宮澤かおる|note