郷土・地域別

彩り減塩てこね寿司:三重県郷土料理【管理栄養士レシピ】

調理時間
20分(炊飯時間除く)
地域
三重県

出身地の三重県の郷土料理『てこね寿司』をアレンジし、1食2g以下の減塩&季節の野菜を使ったレシピをご紹介します。

もともとは漁師が豪快に作る料理のため、難しい手間は必要ありません。
漁師が獲れた魚を船上でさばいて、手で混ぜ合わせたことから「てこね寿司」と呼ばれるようになり、現在農山漁村の郷土料理百選にも選ばれ、三重県を代表する郷土料理の一品となっています。
参照:「うちの郷土料理:農林水産省」

日本人の魚離れのために「DHA」や「EPA」の摂取不足が懸念されますが、本レシピでは生のまま食べることで、脂分の流出が殆どありません美味しく簡単に、カツオを食卓に

減塩のポイントは、通常「カツオのたたき」に付属している『タレ』を使うこと。
このタレで漬けることで、同じ量の醤油と比較し、0.5gの塩分カットになりますよ。

ちらし寿司は通常、塩分3〜4gですが、このレシピは総塩分使用料量1.7gです。
塩分を気にされている方は、ぜひお試しください!

総エネルギー393kcal、タンパク質22.7g、鉄分2.3g、食塩1.7g

材料(2人分)

材料
分量
<すし飯>
 
1合(150g)
昆布(あれば)
約5cm(2g)
大さじ2
砂糖
大さじ2
<具材>
 
かつおのたたき(+付属のタレ)
120g
わさび
1g
大葉
3枚
生姜
1片
季節野菜(今回は菜の花)
適量
柚子の皮(お好みで)
1/4個程
醤油(食べる際に上からかける)
小さじ1

手順一覧

1

ご飯を少し固めに炊くため、規定量より水分を減らして炊く。
( あれば昆布を約5cm[2g]入れる)

2

ボールにご飯を移す。

3

砂糖と酢を混ぜておき、2.に入れて、温かいうちに「切るように」混ぜる。

4

ご飯を冷ましている間に、かつおのたたきのタレにわさびを入れて混ぜ、かつおを漬け込む。(漬け込み時間15~20分でOK)

5

大葉、生姜、柚子の皮を細切りにし、大葉・生姜を冷めた3.にさっと混ぜる。

6

季節の野菜:菜の花を、食塩を少々(分量外)入れてさっとゆでる。ゆでたら冷水にとって色を留めておく。

7

冷めた5.のご飯を器に盛り付け、漬け込んだかつおをのせる。漬けダレは残すことなくかける。6.の菜の花を絞って盛り付け、柚子の皮をのせる。食べる際に上から醤油かけたら出来上がり。
(醤油は、計る必要がある方は小さじ1を計ってかけてください)

ポイント

■カツオのたたきが手に入らなければ、カツオの刺身で代用し、漬けダレは醤油(10ml)でOKです。

■オススメのすし飯の黄金比は「酢(自宅にあるお酢でOK):砂糖=1:1」で、1合の米に対して、酢大さじ2:砂糖大さじ2です。
(減塩のためすし飯には食塩を使用しません)

■すし飯を混ぜる際は、だまになりやすいため、『切るように混ぜる』のがポイントです。

ご参考:栄養価計算表

彩り減塩手こね寿司栄養価計算表

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