甘酒に含まれる代表的な栄養素と期待できる効果、簡単な作り方等【管理栄養士コラム】 

「飲む点滴」とも言われるほど栄養が豊富な甘酒。
2017年には消費者の平均購入金額が増加し、伸び率182%でトップにランクインするほど注目を浴びています(市場調査会社・株式会社インテージ調べ)。
最近は、飲み切りやすい小さめサイズの商品も販売されており、スーパーマーケットやコンビニエンスストアでも手軽に手に入り、生活に取り入れやすい食材となりました。

しかし、ひとくくりに「甘酒」といっても、原料によって効果が異なります。
この記事では、「米麹甘酒」に注目し、米麹甘酒に含まれる栄養素がもたらす女性に嬉しい期待できる効果を中心にお伝えしたいと思います。
また、知って嬉しい米麹甘酒の作り方も紹介していますので、ぜひご覧ください。

 米麹甘酒に含まれる代表的な栄養素とその効果
    ブドウ糖

ブドウ糖は、脳の主なエネルギー源とされています。糖質制限などのダイエットで知らずのうちにブドウ糖まで制限している方がいらっしゃいますが、脳へのエネルギー供給が円滑に行われず、基礎代謝量が低下してしまうというケースがあります。脳は代謝効率の高い部分となるため、ダイエット中でもブドウ糖は摂取したい糖質です。この場合、甘酒で補うのもおすすめです。

    ビタミンB群

米麹甘酒には、ビタミンB1、B2、B6やナイアシン、葉酸といわれるビタミンB類が含まれています。
中でも、ビタミンB2は肌の調子と脂質の代謝に関わり、積極的に摂取したい栄養素の一つです。 また、葉酸は妊娠前の摂取が推奨されているので、米麹甘酒で摂取するのもいいですね。

   必須アミノ酸

アミノ酸はタンパク質を作る原料になります。タンパク質は肌や髪の毛などの生成をしているため、不足すると不調を感じやすくなります。また、必須アミノ酸は身体では作られないアミノ酸であるため、食事で摂取する必要があります。甘酒を飲むことで補うことができます。

実は、米麹甘酒は自宅でも簡単に作ることができます
今回は炊飯器で作るレシピを紹介します。

 炊飯器で作る米麹甘酒

【材料[作りやすい分量:約1ℓ分]】
・乾燥米麹     200g
・米(洗米済み)    100g
・水        600g
【作り方】
・炊飯器の内釜に米を入れ、水(分量外)を1合の目盛りまで加える。30分ほど浸水させ、炊飯する。(おかゆモードがある場合はそちらを使用しましょう)
・乾燥米麹は細かく崩しておく。
・蓋を開けて温度計で60℃であることを確認し、米麹を加えて混ぜる。
・濡らした清潔な布巾を内釜に被せる。ふたは開けたまま、保温状態で時々かき混ぜながら5時間おく。

※温度管理が難しいと感じる方は、ヨーグルトメーカーで作る方法もおすすめです。

 甘酒のアレンジ

甘酒はそのまま飲む以外にも、豆乳を合わせて飲むのもおすすめです。
豆乳に含まれるイソフラボンも一緒に摂ることが出来るため、女性ホルモンを整えながら女性に嬉しい栄養素も摂取でき、一石二鳥です。
無調整豆乳2:甘酒1 を目安に、お好みで調整してお作りください。

 甘酒を使ったレシピ

料理やスイーツ作りにも使える万能食材の甘酒。
以下のレシピをご参考に、甘酒料理をお楽しみください!

甘酒と豆乳のフレンチトースト* (shokuzenlab.com)
かぶらずし*正月料理〈富山県レシピ〉 (shokuzenlab.com)
麹甘酒入りあったかうどん☆冬至にほっこり (shokuzenlab.com)
抹茶×甘酒★大人のデザート:ウイルス対策にも【管理栄養士レシピ】 (shokuzenlab.com)
甘酒で女性ホルモンを調える美スムージー (shokuzenlab.com)
甘酒とバナナのチョコレートムースシャーベット♥ (shokuzenlab.com)

 まとめ

米麹甘酒は、女性に嬉しい栄養素が豊富に含まれていることをお分かりいただけたでしょうか。
米麹甘酒は、砂糖を加えず発酵由来の糖分で甘味を出しています。自然派の食事を意識している人にはぴったりですね。是非、普段の食事に取り入れてみてください。

 

管理栄養士・ HITOOMOI

管理栄養士・ HITOOMOIフードコーディネーター・管理栄養士

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「ヒトオモイ=人想い」大切な人を想う気持ち。それがヒトオモイ。「ヒトオモイ=一思い」その気持ちを、ただ一つ思い続ける。それがヒトオモイ。
合同会社HITOOMOIは、大切な人のための、手作りの食事で「作る人・食べる人」お互いが大事にされていることを実感し生きててよかったと思える社会を創ることを目指しています。

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