トマトベースの奥深い味わいの濃厚ソースがたまらないパスタ、アマトリチャーナ。
今では世界中で人気の料理ですが、もとはローマを中心とするイタリア中部・ラツィオ州の名物料理です。
真っ赤なトマトのイメージが強いひと皿ですが、じつはその名前の由来ともなっているふるさと・アマトリーチェの街では、もともとグアンチャーレと呼ばれる豚頬肉の塩漬けと地元のチーズだけで作るシンプルなパスタがその始まりでした。
現在ではそこにトマトを加えて作るものが主流となっていますが、今回はそんな人気のアマトリチャーナを冷蔵庫にもありそうな身近な材料を中心に作ります。
旨みと塩気の強い本場のグアンチャーレ(またはパンチェッタ)のかわりは、ベーコンと生ハムで。
そこにオイルでしっかり加熱した玉ねぎ、トマトも加えてさらに旨みを増幅させるのがポイントです。
他のトマトソースとはひと味もふた味も違う贅沢な味わいのパスタ、ぜひ一度ご賞味ください。