クスイムンとは?!
沖縄方言で「薬になるもの」という意味です。先人の言い伝えで、医食同源の考えから沖縄島野菜や薬草、食材の食べ合わせなどで薬の代わりに食べていた料理があります。
クスイムン料理のひとつで、琉球王国時代から食べられていたイカ墨汁は『イカ、豚肉、沖縄島野菜ニガナをかつおだしで煮て、塩・イカ墨で味付けした一品』です。昔から《産後の回復・頭痛やのぼせ・肝臓によい》とされてきました。
このイカ墨汁に使用するニガナは、沖縄の伝統島野菜で「琉球時代の薬草」とも言われ、苦味とアクが強いのが特徴。和名ではホソワバダン、沖縄方言ではンジャナとも呼ばれています。ニガナは、イカや豚肉の臭みを消す効果があります。
沖縄では、家庭料理として食べられていたので、観光客向けのお店ではなかなか食べられない料理。イカ墨とニガナが手に入ったら是非、作ってみてくださいね♪