ビタローとは、沖縄の方言名で、フエダイ科の「ハナフエダイ」や「ヨスジフエダイ」を指します。鮮やかな赤橙色にまだら模様や縞模様が入り、見た目にもインパクトのある沖縄でぜひ食べてみて欲しい魚のひとつです。

刺身にしても美味しいですが、焼いても鮮やかな色は変わらずに綺麗なため、沖縄ではバター焼きにしてよく食べられています。
定食屋さんなどに入って、「イマイユ(今日のお魚)のバター焼き」というメニューを見かける事がよくありますが、
「今日のイマイユは何ですか?」と聞いて「ビタローですよ」と言われると、これは是非食べなきゃ〜♪という感じ^ ^

豆腐ようは、琉球王府の料理人達が作ったとされる発酵食品。
まだまだ食べたことがない方も多いとは思いますが、最近では空港などお土産品店でも買えるので、バターに加えると魔法のように美味しくなる調味料としてレシピに加えてみました!
今回使用したものは、一年以上熟成させたものですので、形も少々崩れておりますが、さじで加える場合は一緒に漬けてある漬け汁も一緒に加えてください。
(豆腐ようは熟成期間の長いものほどまろやかで色も濃く、深みのある味わいになります。)

沖縄の魚「ビタロー」、沖縄の珍味「豆腐よう」、バター焼きでご飯が何杯も進んじゃう美味しさですよ^ ^
是非お試しください。

材料(1尾分)

材料
分量
ビタロー(内臓処理されたもの) *もしくは他のバター焼きと相性が良いお魚
1尾
にんにく
2片
バター
20g
オリーブオイル
大さじ2
豆腐よう(漬け汁があれば漬け汁も使います)
大さじ1前後
米粉(又は小麦粉)
適量
適量

手順一覧

1

食べやすいように、ビタローの皮目と、背骨に沿って切り込みを入れ、表面と内側に塩を振る。
にんにくは薄切りにする。

2

薄切りにしたにんにくを、オリーブオイルをひいたフライパンで熱する。にんにくに色がつき始めたら、一旦取り出す。

3

ビタローに米粉を軽くまぶし、フライパンで焼く。
ビタローを焼きながら、フライパンにバターを入れて、フライパンをやさしく回すようにしてバターを溶かす。

4

ビタローをひっくり返し、にんにくをフライパンに戻し入れ、スプーンなどで溶けたバターをビタローにかけながらしっかりじっくり火を通す。
ビタローに火が通ったら、器に取り出す。

5

フライバンに残ったバターに豆腐ようを加えてよく混ぜる。
器に盛ったビタローに、バターと豆腐ようのソースをかけたら出来上がり♪

ポイント

・バター焼きの注意点ですが、にんにくとバターは焦げやすく、焦げると苦味が出ますので、「にんにくは色がついたら一旦取り出し、バターは後から入れる」というのがポイントです。

・スプーンなどで溶けたバターをお魚にかけながら火を入れる調理工程を「アロゼ」と言い、火の入りが均一になって身がふっくら仕上がり、魚全体にバターをまとわせる事ができます

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