コロッケとはふかしじゃがいもをつぶし、炒めた玉ねぎとひき肉を加えて形を整え、衣をつけて揚げた料理。
大正期、とんかつ、カレーライスと共に三大洋食と呼ばれたコロッケ。文明開化により、日本の洋食界ではフランスとイギリスの食文化に影響を受けていました。そのため、フランスのクロケットが由来とされますが、クロケットはベシャメルソースが入っているものを指し、大正時代に西洋料理店で出されていたコロッケは主にクリームコロッケでした。同時にシチューやフィッシュ&チップスに見られるように、じゃがいもを使ったイギリスの料理も広く伝わったことから、日本オリジナルのじゃがいもコロッケが誕生したようです。

東京では1870年(明治3年)には「築地精養軒ホテル」で西洋料理が出されたのに続いて、明治30年頃には40軒ほどの西洋料理店がありました。明治初期には一部の階層のハレの日の食だった西洋料理も、明治中期には庶民の日常の食として浸透しはじめます。大正末期から昭和の初めは第一次大戦による好況を背景に東京への人口集中が進んだ時代でもあり、洋風の一品料理に米飯を盛り合わせるスタイルが定着、都市部の大衆に広く普及しました。その一品料理においてコロッケも定番メニューのひとつでした。「洋食」の始まりです。

材料(2人分)

材料
分量
じゃがいも
2個
玉ねぎ
1/2個
合い挽き肉
100g
【A】塩こしょう
350ml
【A】砂糖
一つまみ
バター
10g
薄力粉
大さじ2程
1個
パン粉
大さじ4程
適量

手順一覧

1

じゃがいもは芽を取り、皮をむき、一口大のサイズに切る。

2

耐熱ボウルにじゃがいもを入れラップし、600Wの電子レンジで約4分加熱する。加熱直後にスプーンやマッシャーでつぶし、バターをと混ぜ合わせる。

3

玉ねぎをみじん切りにする。

4

熱したフライパンに合い挽き肉を入れ中火で炒め、色が変わってきたら、3.と【A】を加える。

5

中火で炒め、玉ねぎがしんなりしたら火から下ろし、粗熱を取る。

6

2.に5.を加えて混ぜ、4等分程に分け小判型にする。成形した物の表面に小麦粉を薄くつけ、溶き卵に絡めたあと、パン粉をつけていく。

7

鍋に油を注ぎ、180℃程に熱し6.を入れ、衣がきつね色になったら油を切り、皿に盛る。

出典:うちの郷土料理[農林水産省]より(株)インフィニティラボ作成

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