気温差がある時期は、自律神経や身体もお疲れ気味。そんな時に食べたい1品です。
豚肉のビタミンB₁とにんにくのアリシンで疲労回復効果!
豚肉の栄養素は、良質たんぱく質・ビタミンB₁・ビタミンB₂・ナイアシン・パントテン酸など。中でもビタミンB₁は豊富に含まれています。主な働きは、脳や神経の機能を正常に保つ、また食事で摂取したご飯(糖質)をエネルギーに代謝するときに必要な補酵素として働きます。ビタミンB₁が足りないとブドウ糖(糖質)がエネルギーに変換できず、疲労物質として体内に残り疲労感を感じることも。
にんにくに含まれるアリシンは、ビタミンB₁と一緒に調理することで、アリチアミンに変わり、吸収率もアップして疲労回復効果に嬉しい組み合わせです。
さらに、ビタミンB₁は水に溶けやすい水溶性ビタミンなので、スープに溶けだしたビタミンB₁をそのまま摂取できるのもよいですね。
トマト缶に含まれるポリフェノールの一種リコペン、ブロッコリーとチンゲン菜のβ―カロテン・ビタミンC、じゃがいものビタミンCは、体内の有害物質(活性酸素)を除去して老化防止や病気予防の働きがあります。(*1)
食事が偏りがちな時、忙しい方やお疲れ気味の方は是非取り入れてみてくださいね。
(*1)活性酸素とは、偏った食生活・ストレス・アルコールの過剰摂取・タバコ・排気ガス・紫外線などが原因で血管を傷つけ、老化や病気の原因となる有害物質です。
【栄養コメント監修:沖縄料理研究家・管理栄養士 宮澤かおるさん】