今回使用したヘチマは、「美らへちま(ちゅらへちま)」という「加熱しても黒くならない」新しい品種のヘチマです。

透き通ったスープに入れても綺麗なヘチマの色がしっかりと残り、バッチリ合いますね!
他のお野菜もたくさん入れて、栄養がたくさん摂れる身体にやさしいスープにしました。
スープの野菜出汁は、市販の「顆粒野菜だし」を使っています。
(記載されている分量に合わせてお湯で溶いてお使い下さい)

ヘチマ(方言名:ナーベーラー)にあまり馴染みの無い方も、ぜひ試してみてください。
独特の食感と美味しさ、万能さに、きっと好きになってしまいますよ☆

*今回は市販の「顆粒野菜だし」を使った野菜だしスープですが、もちろん固形コンソメ等を使い「コンソメスープ」で楽しむこともできます♪この場合、固形コンソメは塩味が強いので、塩の量をご調整ください。

材料(4人分)

材料
分量
美らへちま
1/2個
じゃがいも(大)
1個
人参
1/2個
玉ねぎ
1/2個
しめじ
1/2パック
オリーブオイル
適量
野菜出汁(900mlのお湯に顆粒野菜だしを3袋使用[1袋5gを300mlのお湯で溶くタイプのもの])
約900ml
小さじ1

手順一覧

1

美らへちま、じゃがいも、人参、玉ねぎをよく洗い、食べやすい大きさに切る。しめじは、手で小房にわけ、石づきを切り落とす。
(*人参とじゃがいもは小さめに切る事で火の通りを早め、具材を同時に煮込んでもたまねぎやへちまの煮崩れを防げます)

2

鍋にオリーブオイルをひき、熱したら、1.の材料を全て炒める。

3

野菜出汁と塩を鍋に加えて、沸騰したら、5分程煮立たせて出来上がり♪
(お好みでブラックペッパーをふる)

美らへちま

ナーベーラ―新品種『美らへちま』

へちま(沖縄方言名:ナーベーラ―)は、沖縄ではゴーヤーに次ぐポピュラーな野菜で沖縄料理には欠かせない島野菜となります。

2022年に新品種が誕生しました。それが『美らへちま』です。
この美らへちまは、きれいな円筒型で均一な太さで色味も美しく、一番の特徴は、果肉が変色せず黒くならないという点があります。
通常のヘチマは、酵素の働きで切った部分が変色したり、加熱調理すると黒く変色することが多いのですが、この美らへちまは、熱を加えても果肉の色が白いままで美しい状態を保ちます
ハウスでの安定生産ができるよう品種開発を沖縄県が進め、課題であった形のばらつきや年間通じた収穫が解消されていくことも期待されています。

ヘチマ独特の土臭さも軽減されており、栄養成分の研究も今後進んでいきます。食べると癒される美らへちまの料理。ぜひ、お試し下さい。

沖縄県農業研究センターのみなさま、お話をお伺いし、レシピ考案にご協力をいただきありがとうございました。(食ZENラボ編集部)

「美らヘチマ」で野菜たっぷり滋味あふれるスープ*ナーベーラーレシピ2

7月~10月ですが、美らへちまはハウス栽培での収穫が期待されています。

引用:沖縄食材図鑑(令和5年度改訂版)

ナーベーラーレシピ

ナーベーラーレシピは、以下もご覧ください♪参考になりますように!


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