地域
鳥取県(東部地域)
主な食材
米、水あめ

鳥取県東部に伝わる料理『おいり』
その昔、因幡地方の家庭では残ったごはんを水洗いし、天日干した乾飯(ほしいい)を炒って、おいりをつくったのだそうで、この"炒る(いる)"ことがおいりの名前の由来だといわれています。

またおいりは、残ったごはんだけでなく家庭にある食材を混ぜてつくる家庭もあり、食べ物を無駄にしないという思いから生まれた家庭料理でもあります。

ひな祭りには欠かせないお菓子のおいりですが、鳥取県は旧暦でひな祭りをおこなうことが多く、県内のひな祭りイベントは4月にもおこなわれます。
そのため、新暦に合わせて1月か2月から、旧暦に合わせて4月まで食されている『おいり』。
ぜひ一度、作ってみてはいかがでしょうか。

材料(50個分)

材料
分量
白米(または玄米)
500g
色つきの乾いた餅
大さじ2
水飴
260g
砂糖
160g
小さじ1/2
40ml

手順一覧

1

白米(または玄米)はポン菓子にする。

2

餅を3~5mmに小さく切り(硬ければ割り)、煎っておく。

3

鍋に、水飴、砂糖、塩と水を加えて煮立てる。泡が小さくなって、しゃもじですくうと糸を引くようになったら、1のポン米と2の餅を入れ手早くかき混ぜる。

4

あたたかいうちに、手の平にサラダ油を塗りながら、適当な大きさに固める。
(まん丸よりもだ円のほうが食べやすい)

5

※熱いうちはかたく握るのではなく、手の平で転がすように丸める。
※冷めてしまったら、火にかけて飴を溶かすように混ぜるが、焦げつきには注意。
※しょうが汁(好みだが大さじ3~5程度)を飴を煮るときに加えても良い。その場合は飴が煮上がってから入れること。はじめに入れると泡が立って煮つまりが判断できなくなる。
※ポンとは、米を加工機械で膨張させること。業者に米、玄米を加工してもらうか、店ですでに加工してある材料を購入する。(買う場合は、すでに砂糖が表面にまぶしてあるものは適さない)

レシピ参照元名 : 八頭生活改善実行グループ連絡協議会
出典:うちの郷土料理[農林水産省]より(株)インフィニティラボ作成

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