愛知県の食で欠かせないのが、八丁味噌に代表される豆味噌(赤味噌)。大豆を原料に麹菌を繁殖させ、大豆の麹をつくり、この豆麹を使って長期間、発酵・熟成させたものが豆味噌になります。最低でも1年、長いと2年から3年も熟成させますが、こうしてつくられる豆味噌は、濃厚なコクと酸味、独特の渋みを感じさせる味わいに。この豆味噌の銘柄の一つが八丁味噌です。
「煮味噌(にみそ)」は、大根、人参、ごぼう、里芋など、家にある食材を味噌で煮こんでいただきます。具材は季節や家庭によって様々です。味付けについても、味噌とみりんで味付けをするものから、味噌と出汁で味噌汁風にすることもあります。汁を多めにして食べる場合は、残った汁にうどんやごはんを入れて雑炊風にして食べることも。
まとめてつくって、次の日、また煮返して食べるということを繰り返すうちに、味噌の味が染み、コクと旨味が増しますよ。