昨今のご時世、コロナ禍でステイホームの要請を受け、食事は三食ほとんどお家でいただくという方も多いのではないでしょうか。
私もこの数か月間、ほとんどが「おうちごはん」です。
さらにコロナの収束がなかなか見えない中で、あまり外出もままならないため、今の生活の楽しみは「食べること」です!
気づいたら、朝ごはんを食べ終わった瞬間に「お昼何食べようかなぁ~」と考え、お昼ご飯を食べ終わったら「夜は何食べようかなぁ~」と、四六時中食べることばかり考えています笑。
自分がこんなに食いしん坊だったなんて笑
正直三食を手作りして(たいしたものではないですが、、)、毎回食器を洗ってというのを繰り返すと、「あ~もうイヤだ嫌だ!誰かが作ったご飯が食べたい泣」という瞬間もありますが、同時にこんなに食べることを楽しみに思えるなんて、本当に恵まれているよなぁとも思います。
普段私たちは、三度の食事を当たり前のように食べていますが、これってすごく恵まれていることで、まず健康でないとこのように食事をいただくことはできません。
私は以前闘病をしている父の食事を毎食作っていましたが、治療中の父の食事には本当に悩み、そして切なさを抱えていました。
治療の中で味覚の異常・揺らぎが出てくるのですが(個人差はあると思います)、父が食べたいものが、30分おきに変わるのです。治療は体力勝負ですから、食事をしっかり摂って体力をつけないといけませんが、30分前にこれを食べたいと言っていたものを作ると、出来上がったころには、もうその食事を体が受け付けないのです。
とはいっても、父は頑張ってそれを食べてくれようとするのですが、身体が受け付けず、嘔吐してしまう・・・
父は毎回「せっかく作ってくれたのにごめんね」と涙ながらに言い、父が悪い訳ではないので私ももちろん受け入れますが、食べてもらえない状況に父の身体の悪化への焦りや切なさが募り、毎度の食事作りは本当にやるせないものでした。
今となっては、「もっと私が力まずに食事を作っていれば、父も気が軽かったのではないか」等反省することも多々ありますが、何はともあれ、その経験から「食事を美味しく食べる」ということは、本当に当たり前ではなく、まず身体が健康であって、日々食材を手に入れられる環境があってはじめて成り立つものだと、痛感しました。
コロナウイルスは、罹患すると、症状や後遺症に味覚異常があると聞きます。
味覚はQOL(Quality Of Life)を大きく左右しますから、引き続き気を引き締めて用心する必要がありますが、まずは「味覚がある」ことに心から感謝し、食材が不自由なく手に入る環境に感謝し、毎度の食事を楽しくありがたくいただく。
そのような気持ちで免疫力を高く維持して、少しでも楽しみながらコロナ禍を乗り切っていけたらいいなと思います!
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