鶏の旨味がじんわりあふれる、シンプルな美味しさのお鍋。あらかじめ鶏肉を塩こうじに漬け込むことで、臭みが取れ、肉質もやわらかくなって、透き通った極上スープのお鍋に仕上がります。

合わせるのは寒さで甘みの増したキャベツ。にんじんやえのきも加えてたっぷり野菜を摂りながら、鶏肉と木綿豆腐でたんぱく質もしっかりと。ほんのり香るにんにくが隠し味の澄んだスープはごくごく飲み干せるほどおいしいので、溶け出した栄養素まで余すところなくいただけます。

筋肉をつくるたんぱく質や血流を促すビタミン類は、冬場に特に大切にしたい栄養素。体の冷えが気になるこれからの季節、ぜひおいしいお鍋で芯からあたたまりましょう!

材料(4人分)

材料
分量
鶏もも肉
2枚(600g)
塩こうじ
大さじ6
キャベツ
400g
木綿豆腐
大1丁(350g)
にんじん
1/2本(100g)
えのきたけ
1袋(100g)
にんにく
2かけ
6カップ
大さじ2
黒こしょう、柚子胡椒、七味、ポン酢 など
適宜

手順一覧

1

鶏もも肉は余分な脂を取って3cm幅に大きめに切る。塩こうじを揉み込んで10分以上置く。

2

木綿豆腐は食べやすい大きさに切る。キャベツは3cm幅程度のくし型切りにする。にんじんはピーラーでリボン状にする。えのきたけは石突きを切り落として食べやすく裂く。にんにくは薄切りにする。

3

鍋にキャベツを敷き詰めて上に1.の鶏肉を漬け汁ごと広げる。酒を振って水を注ぎ、にんにくを入れて強めの中火にかける。

4

煮立ったらアクを取り、弱火に落として5分ほど煮たら、木綿豆腐、にんじん、えのきたけを加える。さらに10分ほど煮て、野菜がやわらかくなればできあがり。

ポイント

鶏肉から良いだしが出るので、味付けはごくシンプルに。最後に味をみて、薄ければ塩こうじ(分量外)を足してお好みの味に調節します。スープはあえて薄めの味付けにしておき、ポン酢や薬味などを添えて食べるのもおすすめです。

●塩こうじの量は、鶏肉100gあたり大さじ1程度が目安です。最初に漬け込むことで、肉質がやわらかくなり、肉の旨味も引き出されます。

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