近頃お肌の調子や体調を崩しやすいと感じることはありますか?
それは冬の寒さや乾燥が原因かもしれません。
11月上旬に立冬を迎えると暦の上では冬がはじまります。その頃から本格的に寒さが強くなり、秋からの乾燥も加わるので、身体も気候の変化を感じ取ります。そのため、疲れやすくなったり、お肌の調子がいまいちと感じる方も多くなります。
薬膳の考え方の源となる東洋医学では、冬は寒さで「気」が消耗し、乾燥によって身体に良い水分や潤いを含む「陰」が失われやすくなるといわれています。
寒さで身体や手足が冷えるだけでなく、気が消耗することで身体が疲れやすかったり、朝から顔色がさえなかったり、または乾燥によってお肌から潤いが足りなくなることが考えられます。
そんなときに冬の身体のバランスを内側から整えるためにおすすめしたいのが「なつめクコの実薬膳茶」です。
今回つかう材料は、紅茶、なつめ、クコの実、レーズンです。
薬膳茶のベースとなる紅茶は身体を温めるので、寒い季節に積極的に活用いただきたいお茶素材です。
紅茶にあわせるのは、気・陰・血を補う素材を選びました。
なつめは温性なので身体を温め、寒さで消耗しやすい気を補います。また、クコの実は身体に潤いをもたらす陰を養います。レーズンは、血と気を補います。血は栄養のある水分で陰に含まれます。
なつめやクコの実は特別な薬膳素材のイメージがあるかもしれませんが、どちらもスーパーマーケットの中華調味料コーナーなどに並んでいるので、簡単に手に入れることができます。
凍てつくような冬の寒い朝も、身体を温めてくれる薬膳茶を自宅で手軽に作って、冬の気持ち良い1日のスタートにしてみてはいかがでしょうか♪