強い陽射しと蒸し暑さで、なにかとスタミナが欲しくなるこの季節。
けれど重たい料理はちょっと体が受け付けない・・・
という時にピッタリなのが、今回ご紹介するしっとり蒸し豚
です。

ご存知の通り、豚肉には疲労回復や夏バテ予防に効果があると言われるビタミンB1が多く含まれています。
今回は塩麹をもみ込んでおくことで肉質もしっとりとやわらか、しかもフライパンひとつで蒸し上げながら火を通すので、余分な脂も落ちてとてもヘルシーに美味しくいただくことができます。

そこに合わせるのは、さわやかでみずみずしいおろしきゅうりのたれ。しょうがやみょうがといった食欲をそそる香味野菜も合わせて、滋養のある豚肉をさっぱりといただきましょう。

お肉がしっかり食べられるのに、まるでサラダでもあるようなひと皿
体に留まった熱を冷まし、余分な水分も排出してくれるきゅうりのタレで、ぜひ今年の暑さを乗り切ってくださいね!

材料(2~3人分)

材料
分量
豚肩ロース肉(ブロック)
300g
塩麹
大さじ1と1/2
ねぎの青い部分
1本分
しょうが
薄切り3~4枚
小さじ2
【おろしきゅうりの香味だれ】
きゅうり
1本
A.しょうが(極みじん切り)
小さじ1
A. 鶏ガラスープの素
小さじ1
A. 白ごま
小さじ1
B.酢
小さじ1
B.ごま油
小さじ1
みょうが
1~2本

手順一覧

1

豚肩ロース肉(ブロック)は全体をフォークでまんべんなく刺し、食品用ビニール袋に入れて塩麹をなじませる。冷蔵庫で6時間~ひと晩置く。

2

1.を調理の30分前に冷蔵庫から出して室温に戻しておく。その後、塩麹をつけたまま肉をバットなどに取り出し、ねぎの青い部分としょうがの薄切りを周りに並べて全体に酒を振りかける。

3

大きめのフライパンに底が隠れるくらいの水を沸かして、2.を静かに入れる。再び煮立ったら、蓋をして弱めの中火~弱火(水面がふつふつするくらいの火加減)で約20分蒸す。

4

火を止めて、そのまま15分置き、余熱で肉に火を通す。

5

肉だけ取り出してラップで包み、さらに10分ほど、肉汁が落ち着くまで置いてから、食べやすい厚さに切って皿に盛る。

6

たれを作る。
きゅうりは粗めにすりおろし、A.を混ぜ入れておく。食べる直前にB.も混ぜ入れ、肉にかけたら、最後に刻んだみょうがをのせて一緒にいただく。

ポイント

■手頃なバットがない場合には、二重にしたアルミホイルなどで包んで蒸し上げても◎
■豚肉を蒸す時は、表面についた塩麹を取り除かずにそのまま蒸し上げるとしっかり味がつきます(たれもかけるので、減塩したい場合はもちろん拭っていただいても大丈夫です)。バットに残った蒸し汁もとてもいい味なので、ぜひ捨てずにスープなどのベースにお使いください。
■おろしきゅうりのたれは、最初にA.だけ加えてなじませておくことで全体がなじんでまろやかな仕上がりになります。ここまでは、肉を蒸したり、落ち着かせたりしている間にやっておくと手際よくできますよ。風味の飛びやすい酢とごま油は、逆に食べる直前に。メリハリのある味のたれになります。
■作り置きもできますが、保存は肉とたれを別にしておくと美味しくいただけます。肉は少し温まるまで電子レンジで加熱し、たれはよく冷やしておくのがおすすめです。

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