春に旬を迎えるものに人気が高い生の『ニシン(鰊)』。「春告魚(ハルツゲウオ)」とも呼ばれる魚です。
ニシン(鰊)の料理で一般的なものは、夏場に「身欠きニシン(※)」で作る茄子との煮物かもしれません。
※身欠きニシンとは、ニシンの干物を言います。
今回は生のニシンをトマトソースで煮込み、洋風料理に仕上げてみました。
生ニシンの独特な匂いを和らげるのに白ワインで香りを付け、トマトの酸味をバターと生クリームでまろやかに仕上げていますので、口の中に入れるととろけてお箸が進む一品です。
最近では貴重になりつつあるニシンをこの時期にぜひ味わってみて下さいね!
今回は、生ニシンを使っていますので、肝や卵があれば、片栗粉をまぶして焼いたものを一緒に煮込んでも美味しくいただけます。お酒のあてにも試してみて下さい。