沖縄では、琉球王国時代から豚肉が貴重な食材として食べられ、現代にも豚肉文化が受け継がれています。特に冷蔵庫がなかった時代には保存食のひとつ『肉の塩漬け』として食べられてきたスーチカー。(別名スーチキーとも呼ばれますが、「塩漬け」を意味します)

昔は長期保存をするため豚肉を約20%の塩分で漬け、食べる分だけ塩抜きし、使用するなど先人の知恵が詰まった一品。1年の半年以上が夏日の沖縄では重宝され、保存期間に合わせて塩分濃度が調整されていました。現代は、冷蔵庫があるので塩分控えめなレシピをご紹介します。

茹でただけでも美味しいですが、軽く焼くと香ばしく油もカット♪さらにチャンプルーやチャーハンなど様々な料理の具材としても活躍してくれますよ♪

脂質もカットされ、疲労回復のビタミンが豊富な豚肉スーチカー。食材は全国で手に入りますので、ぜひ作ってみてくださいね!

材料(豚肉1kg分)

材料
分量
豚三枚肉(豚バラブロック肉)
1kg
塩(豚肉に対して5%の塩)
50g
クッキングペーパー(食品用)、密封袋(食品用)、バットなど

手順一覧

1

豚肉は、キッチンペーパー等でお肉の水気を拭き取り、全体に塩を揉み込むようにすり込む。
密封袋に入れ、空気を抜き、バットの上に置き、冷蔵庫で5日寝かせる。

2

1.の豚肉を取り出してサッと水洗いし、キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取る。

3

大きな鍋に水を入れ、豚肉を入れて強火で加熱する。沸騰したらアクを取り、中火で1時間加熱する。

4

粗熱が取れたら切り分け、盛り付けたら出来上がり♪
お好みで、シークヮーサー果汁をかけても美味しくいただけます。

ポイント

・塩は、食塩より【沖縄の塩】がオススメ。ミネラルが豊富で、味わいもまろやかに仕上がります

・お肉の分量は、購入時のグラムでOK。お肉500gの場合、お肉500×塩分濃度5%(0.05)=25g → 25gの塩を使用ください。

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