YOKOHAMA Dry*乾燥野菜/果実の溢れる魅力とおすすめレシピ

毎日の食事作りに欠かすことのできない野菜。食に関するさまざまな選択肢が増えている中で、そんな野菜が今また新しい形で私たちの元へと届けられるようになってきています。
今回は横浜市の農家さんの未利用野菜を乾燥野菜へとアップサイクルし、農福官学連携で商品ブランド化している『YOKOHAMA Dry(ヨコハマドライ)』の乾燥野菜/果実の魅力をお伝えします!

『YOKOHAMA Dry』は、地域の農家さんへの想いや福祉事業所との連携、食品ロス削減・地産地消のサスティナブルな取り組みとしてとても素晴らしい活動をされています。コラム後半では、食ZENラボにて公開しているおすすめレシピを掲載していますので、ぜひお試しください♪

横浜の農家さんから提供される規格外の野菜や外葉などを使用して作られた、乾燥野菜『YOKOHAMA Dry』。
近年、国際的にも関心の高まっている「食品ロス削減」というテーマにも大きく貢献するこのプロジェクトは、これまであまり顧みられてこなかった農家の未利用野菜を活用することで、その食品に関わるすべての人が心豊かになれるようにというコンセプトで運営されています。

 乾燥野菜ならではの魅力

もともと乾燥野菜(果物)は、古くから世界中でおこなわれてきたとても効率的な保存方法でした。
生のままでは傷んでしまう野菜も長期間保存ができるようになるだけでなく、野菜は水分を抜いて乾燥させることで、味や風味が濃くなり、うま味もギュッと凝縮されます。
また、水分が少ない分、調理の際の火の通りが早くなり、味の染み込みも良くなって、美味しい出汁まで出てくるのです。
しかも乾燥させることでカサが減り、野菜をたくさん食べることができて、うま味が濃く感じられることにより、塩分等が控えめでも美味しくいただけるようになります。

そんな乾燥野菜は、水分がしっかり飛ぶようにあらかじめ食べやすく切っておかれることが多いもの。料理に使う時にはそれをそのまま鍋やフライパンに入れるだけで良く、包丁で切る手間がいりません。
数種類の野菜を組み合わせて使いたい時も、少量ずつ加えることできますし、好みの野菜を選んで彩りなどにも配慮しながら手軽に料理を作ることができます。

 『YOKOHAMA Dry』はここがすごい!!

こうした乾燥野菜は、もちろん自分で野菜を干しても作ることができるものです。しかし実際には、日持ちさせられるくらいしっかりと乾燥させるまでにはそれなりの時間と工夫が必要になります。干す場所もいりますし、季節によってはカビや傷みの心配などもないわけではありません。その出来が天候によって左右されるため、もしかするといきなり自分の手で作るのは少し敷居が高いと感じられる方もいらっしゃるかもしれませんね。

実はそんな時にこそ、『YOKOHAMA Dry』の乾燥野菜たちの出番。調味料や水など、ほんのちょっとしたものを加えるだけで、うま味や風味、食感、味わいの増した乾燥野菜の料理をどなたでも手軽に楽しむことができます。

『YOKOHAMA Dry』の乾燥野菜は、なんといってもひと袋にたっぷりの量が使われているのが特徴です。
そして、素材そのものの美味しさを味わっていただくために、ごくごくシンプルな調味料と食材だけで美味しく食べられるようになっています

たとえばこちらは、おすすめ商品のひとつ、「井上農園のネギと海苔の和風パスタ」。袋を開けると、こんな風にパスタと具材がすでにちょうど良い大きさにカットされていて、あとはこれをフライパンに入れるだけで調理ができてしまいます。

たっぷりのネギと海苔の量にまず驚きますが、ネギはなんと丸々一本分、そして同じく香りの良い海苔は、横浜の老舗海苔問屋「蔦金商店」の板海苔が2.5枚分も使われています。あとはここに、水と塩、オリーブオイルを入れて火にかけるだけ。

できあがったパスタは、とにかく香りが素晴らしくて驚きます。麺にからんだ海苔の風味に加え、たっぷりのネギがまさに主役の存在感を醸し出しているのです。味付けはほぼ塩だけなのに、ネギそのものに力強い風味があり、適度な食感まで楽しめるためとても食べ応えがあります。
そしてなにより凄いのは、オイル系のパスタに必須とも言えるニンニクがまったく使われていないということ。ニンニクに代わるうま味や満足感、そしてメイン具材としての存在感を、すべてネギが担ってくれているのです。これはまさしく乾燥野菜ならではの、簡単で美味しい最高のパスタ料理と言えると思います。

そのほかにも、かぼちゃの甘みとクリーミーさがたまらない「浜農家ヒラモトのバターナッツかぼちゃフィットチーネ」や、たっぷりのにんじんとオートミールがセットになった「横浜新鮮野菜土志田 野菜ハンバーグの素」、鶏肉を焼いてトマト缶と煮込むだけで薫り高いひと皿が作れる「横浜新鮮野菜土志田 トマト煮込みの素」など、さまざまな魅力的な商品が展開されています。

また商品には、乾燥野菜だけでなく乾燥させた果物が隠し味として使われているものもあり、それがシンプルな野菜の味わいを一層引き立て、ごちそう感のあるものにする良いアクセントになっています。

そんな遊び心と美味しさをかね備えた『YOKOHAMA Dry』の乾燥野菜。とても食べやすく作りやすい内容で、年齢や性別を問わず、皆さまにおすすめできる商品です。

 みんなが幸せになれる商品作りを目指して

『YOKOHAMA Dry』の乾燥野菜を初めて手にされた時には、袋を開けた途端にふわりと香る、野菜そのものの鮮烈な風味に少し驚かれるかもしれません。

それもそのはず。「YOKOHAMA Dry」の乾燥野菜は、横浜の農家さんが新鮮な未利用野菜を提供され、それを福祉事業所で丁寧に加工し、商品の梱包までをおこなうことで店頭へと並べられています。そしてその商品開発をされているのが、干し野菜研究家の澤井香予さん。たくさんのさまざまな野菜をご自身の手で実際に干して味わってこられた豊富な経験を活かし、食材同士の組み合わせや調理の簡単さ、そして仕上がりの味わいに配慮した『YOKOHAMA Dry』の乾燥野菜を商品として展開されているのです。

その美味しさはもちろんのこと、これまで廃棄するしかなかった野菜を有効活用できるという点や、作業に携わる福祉事業所の皆さんが生き生きとやりがいを感じながら商品を作ってくださっているという点も見ても、『YOKOHAMA Dry』というブランドが横浜という土地の人のつながりによって支えられ、さらに魅力を増していることが窺えます。

「つくるヒト たべるヒト みんなシアワセ」。

野菜を作る生産者も、それを加工し商品化する人たちも、そして最後にそれを口にする消費者も、皆が満ち足りて笑顔になれるような『YOKOHAMA Dry』の乾燥野菜たち。そんなぬくもり溢れる乾燥野菜の味わいを、ぜひ皆さまにもお試しいただけたらと思います。

 普段の日はもちろん贈り物にも

『YOKOHAMA Dry』の乾燥野菜は、保存が効くだけでなく場所も取りにくいのでご家庭に常備するのもおすすめです。商品はいずれも簡単に調理できるものばかりなので、出産や子育てで忙しい時、ちょっと心に余裕がない時、そして食事にあまり手をかけられない時など、手軽に美味しく野菜を摂ることができます

また、いずれもシンプルながらごちそう感のある味わいなので、自分だけの特別なご褒美として用意しておくのにもぴったり。きっと、野菜の甘み・うま味のやさしさにホッとひと息つけることと思いますよ。

そして『YOKOHAMA Dry』の乾燥野菜は、大切な方への贈り物や手土産などにもとてもおすすめです。使用された食材や調理法について詳しく書かれた温かみのあるパッケージには、岩崎学園横浜デジタルアーツ専門学校の生徒さんがデザインしたおしゃれなラベルが貼られ、横浜という土地への愛着が溢れています。ひと袋がとても軽く、すぐに傷むものではないので、郵送やお持たせの際にも助かりますね。
商品企画・販売は、食品ロス削減の事業を推進するグロバースさんが、地域の農家さんの生産現場と加工の福祉事業所を結び、小売店などへ販売を提案して進めています。

自分のために、そして大切なご家族やご友人のために。ぜひ皆さんも、心と身体が元気になれる『YOKOHAMA Dry』の乾燥野菜で、毎日の食卓に野菜のパワーをチャージしてみてください!


<このコラムの執筆者> 料理・食文化研究家 庭乃 桃さん

プロフィール:『料理・食文化研究家』・『 女子栄養大学 食生活指導士』・『文筆家

大学院でヨーロッパ地域の歴史・文化を専攻し、現地へ留学。
企業向けレシピの開発やスタイリング・撮影を手がけるほか、書籍・コラムの執筆や、翻訳、講演など多方面で活動中。


 『YOKOHAMA Dry』の活動・おすすめレシピ紹介

YOKOHAMA Dry』は、「つくるヒト たべるヒト みんなシアワセ」をコンセプトに、干し野菜研究家澤井香予氏の「余剰野菜を障がいのある方と一緒に余すことなく流通させたい」想いと合同会社グロバースの「食品ロスを地域で解決したい」想いが融合したプロジェクトです。
横浜市の生産農家、福祉事業者の方々が連携し、商品化した農福官学連携ブランドとなっています。プロジェクト活動やおすすめレシピをご紹介します。

YOKOHAMA Dry』で連携する方々
YOKOHAMA Dry Times資料引用
YOKOHAMA Dry』紹介動画

YOKOHAMA Dry』おすすめレシピ

干し野菜研究家の澤井香予です。YOKOHAMA Dryは熱風乾燥方法で、野菜の旨味がぎゅーと凝縮され、乾燥野菜や乾燥果実ってこんなに美味しいんだ!と思っていただける商品になっています。商品を使ったレシピは、フライパンひとつでできる、簡単&時短レシピ中心で、忙しいときにピッタリの料理です。ぜひお楽しみください♪

YOKOHAMA Dry』企画販売事業者・Instagramアカウント

商品企画・販売:合同会社グロバース
商品開発:干し野菜研究家・澤井香予氏

<SNS:Instagram>
ヨコハマドライ(@yokohama_dry)
https://www.instagram.com/yokohama_dry/
YOKOHAMA Dry』オンライン販売はこちらから
食ZEN コ-co-ラボ

食ZENラボの共創プラットフォームを支えてくれる「生産者様、食関連事業者様、関係団体、各自治体」など、食ZENラボを一緒に盛り立ててくれる方々との活動を『食ZENコラボ』として情報を掲載し、食の魅力を発信していきます!

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