空を見上げると、雲が入道雲から鱗(うろこ)雲へ変わり、晴れ渡った空に気持ちよさを感じます。
見渡せばとんぼが飛び交い、「いつの間にか蝉が鳴かなくなっているな」と秋への移り代わりに気づきます。
秋分は昼夜の長さがほぼ同じになる日のこと(春分も同じ)。太陽が真東からのぼり真西に沈みます。
国民の祝日でもある「秋分の日」は、『祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ』となっており、また、この時期は収穫を祝い感謝を捧げる収穫祭が全国各地で催されます。
そんな実りの秋分の時期に食べたい食材は「里芋」や「秋刀魚」、「栗」。
「里芋」は、東北地方ではお野菜等と一緒に煮込み、家族や友人、地域等で食する「芋煮会」が秋の風物詩となっています。
「秋刀魚」の塩焼き、特にこの時期の脂ののった秋刀魚は最高の秋の味覚です。
銀色に光り輝く様は、まさに刀のよう。
毎年目黒で開催される「目黒のさんま祭り」は有名でしたが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止が決定されてしまいました。来年には状況も落ち着き、また美味しい秋刀魚をいただける機会となりますように。
「栗」は、お料理でも、そしてスイーツとして頂いても美味しいもの。栗ときのこを入れた炊き込みご飯は、まさにこの時期ならではの特別感を味わえる一品です。
そして栗を砂糖・水と煮込み、お好みでお酒を加えて形を整えたら、栗きんとん(茶巾絞り)の出来上がり。秋のおやつタイムのお茶請けにピッタリですね*
秋分の時期は台風が多くなることもありますが、空が澄み渡り広く、田畑には収穫物があり、自然の美しさに感動し、実りに感謝出来る時期でもあります。
食欲の秋、自然の恵みに感謝しながら、ぜひ旬のものをいただきたいものですね。
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