鳥取県東部に伝わる料理『おいり』
その昔、因幡地方の家庭では残ったごはんを水洗いし、天日干した乾飯(ほしいい)を炒って、おいりをつくったのだそうで、この"炒る(いる)"ことがおいりの名前の由来だといわれています。
またおいりは、残ったごはんだけでなく家庭にある食材を混ぜてつくる家庭もあり、食べ物を無駄にしないという思いから生まれた家庭料理でもあります。
ひな祭りには欠かせないお菓子のおいりですが、鳥取県は旧暦でひな祭りをおこなうことが多く、県内のひな祭りイベントは4月にもおこなわれます。
そのため、新暦に合わせて1月か2月から、旧暦に合わせて4月まで食されている『おいり』。
ぜひ一度、作ってみてはいかがでしょうか。