冬に向けて美味しくなる大根。
今回はその旬な味わいを思い切り楽しめるパスタ料理を作ってみました。

主役になる甘くみずみずしい大根は、一度オイルでこんがり焼くことでさらに甘みを引き出します。そして合わせるのは、旨みたっぷりのアンチョビ。味つけはこのアンチョビの塩気だけですが、炒ったパン粉を一緒に加えることで味がからみやすくなり、野菜がメインとは思えないほど食べごたえのある美味しいパスタに仕上がります。

ソースには、きざんだ大根の葉も加えてぜひシャキシャキ感を楽しみましょう。大根の葉は、彩りや食感のアクセントになるだけでなく、緑黄色野菜でもあるので油脂と共にいただくことで栄養素の吸収率も上がります。

旬の大根で作る絶品のアンチョビパスタ、野菜好きな方にはぜひ一度お試しいただきたいひと皿です。

材料(2人分)

材料
分量
スパゲッティ
200g
大根(30g)
10cm
オリーブオイル(大根用)
小さじ2
パン粉
大さじ2
パスタの茹で汁
大さじ3~4
【A】オリーブオイル(ソース用)
大さじ2
【A】アンチョビ
20g
【A】赤唐辛子(種を取って小口切り)
1本
【A】にんにく(みじん切り)
1片
【A】大根の葉(きざんだもの)
大さじ4

手順一覧

1

フライパンにパン粉を広げ入れて火にかけ、乾煎りしてカリッとなったら取り出す。
(フライパンはこの後また使うので、キッチンペーパーなどで払ってきれいにしておきましょう)

2

大根は皮をむいて5mm厚さのいちょう切りにする。
フライパンに入れてオリーブオイル(大根用)をまぶしたら、重ならないように広げ、全体に軽く塩(分量外)を振って火を点ける。
中火で蓋をして3分焼いたら裏返し、再び蓋をしてさらに2分ほど、大根全体にこんがり焼き色がついて甘みが出るまで焼いたら取り出す。

3

同じフライパンに改めて【A】を入れて弱火にかけ、ヘラなどでアンチョビをつぶしながら温める。
にんにくの香りが立ち、アンチョビがなじんだら大根を戻し入れ、パスタの茹で汁を加えてフライパンを揺すりながらソースが白っぽくなるまで乳化させる。
(麺が茹で上がるまで火は止めておきます)

4

鍋に湯を沸かし、袋の表示時間より30秒ほど短くなるようにスパゲッティを茹で始める。

5

フライパンのソースを再び火にかけ、しっかり乳化させたら、茹で上がったスパゲッティを入れてあえ、最後に1.のパン粉を加えてひと混ぜして皿に盛る。

ポイント

●フライパンでパン粉を乾煎りした後、そのまま大根を焼くと残ったパン粉が焦げることがあるので、一度キッチンペーパーなどでさっと払ってから大根を入れるようにすると安心です。

●大根は、あらかじめオイルまぶしてから焼くことで少ない量でも全体に油がなじみやすくなります。また、大根の甘みを引き立たせるために、軽く塩を振っておくと全体の味が締まりますよ(塩分が気になる場合はなくてもかまいません)。

●大根の状態によっては火が通りにくいこともあるので、その場合は火を弱め、蒸し焼き時間を長めにとってください。

PR

おすすめ!?レシピ

  1. 鶏むね肉の香草パン粉焼きレシピ*ミルフィーユ仕立て

  2. やみつきナスと牛肉の味噌炒め♪油75%カット! 【薬剤師レシピ】

  3. トマトの水分だけで作る無水カレー*栄養価PFCバランス有【みんなのレシピ】

  4. タラとしじみの旨味たっぷり♪おかずスープ

  5. ほうれん草の常夜鍋:毎日お鍋♡金曜日【管理栄養士レシピ】

♬レシピ動画♬

  1. モリンガパウダーの米粉フィナンシェレシピ動画*贈り物にも♪

  2. 島ニンジンのやみつきカレーソテーレシピ動画*ヨーグルトソース♪沖縄島野菜

  3. おうちでターンムパイ(田芋:島野菜)*市販のパイシートでお手軽レシピ動画♪

ピックアップコラム

  1. 春薬膳から学ぶ*旬の食べ物を選ぶポイント3選【国際薬膳師コラム】

  2. 様々な冬野菜の栄養とおすすめの食べ方~旬の時期に食べたい!お薦めレシピ~

  3. 甘いものがやめられない女性のための発酵あんこの健康効果と作り方【薬剤師コラム】