各食材の開始の目安
・椎茸…離乳食後期
・里芋…離乳食中期
・人参…離乳食初期
・れんこん…離乳食後期からすりつぶして
・白菜…離乳食初期
調理方法『重ね煮』
今回の調理法では「重ね煮」という調理法を採用しています。
東洋医学における、陰陽のバランスを考えた調理法で、陰性のものは下に、陽性のものは上に重ねることで、調和のとれた調理となり、偏りがないために、私達の身体を整えます。
他にも、野菜本来の旨味が増し美味しくなる、たくさんの調味料を使わず油も控えめで調理できる点が嬉しいポイントです。
食材の栄養情報
☆『干し椎茸』
干し椎茸には、生椎茸の約30倍のビタミンDが含まれています。
ビタミンDは、「骨を強くする」「免疫力を高める」「集中力、記憶力をアップする」「気分を前向きにする」などの働きをもつため、ぜひお子様が小さい頃から積極的に摂り入れたい栄養素です。
☆『れんこん』
れんこんがしっかり噛めるようになるのは、歯が生え揃って十分に噛む力がついてからです。(目安1歳6月~)それまでは、すりつぶしを与える、もしくは、取り分け時によけてあげましょう。
一緒に煮込むことで、煮汁かられんこんの「タンニン」等の成分が摂取でき、体の炎症を抑えてくれたり、風邪などで弱ったのどや鼻の粘膜を整えてくれるのに役立ちます。
味付けポイント
☆大人向けに味を付けるときには、醤油:みりん=1:1の比率で増やし、お好みの濃さに調節してください。
重ね煮する際に、上に一口大に切った鶏肉を追加しても筑前煮として楽しめます。
コメント
野菜選びに悩んだら、ぜひ色の濃い野菜と薄い野菜を組み合わせましょう。そうすることでバランスよく栄養をとることができます。
離乳食・幼児食作りに悩んだら、大人の煮物の献立から取り分けることで、家族全員で栄養満点のご飯を食べることができます。
切って、重ねて、蓋をしめておいておくだけなので、料理の手間をぐっと減らすことができます。ぜひ空いた時間で、お子さんとの時間や自分自身の時間を大切にお過ごしください。