四季・節目・行事別

「琉球料理ミヌダル」アレンジdeオシャレなピンチョス【管理栄養士レシピ】

調理時間
30分
主な栄養素
ビタミンB1、アリシン、ビオチン

沖縄県が琉球王国だった頃の琉球料理のひとつ「ミヌダル」は、おもてなし料理とされていました。ミヌダルは、豚肉を胡麻だれに漬けこんで蒸した料理です。今回は、ミヌダルをアレンジし、豚肉を特製胡麻だれで漬けこみ、ガーリックソテーして、季節の野菜とオシャレに盛り付けた1品をご紹介します。

豚肉の主な栄養素は、糖質の代謝を助け、疲労回復の働きがあるビタミンB₁を豊富に含み、にんにくのアリシンはビタミンB₁の吸収を高める効果があります。胡麻の栄養素は、骨や歯の成形に必要なカルシウム、赤血球をつくり貧血予防の葉酸、エネルギー代謝を助けるビオチンなどが含まれています。
さらに今回は、塩麹をプラスした特製ダレでお肉が柔らかく、発酵食品のため腸内環境を整え、免疫力を高める効果も。

パーティーやおもてなしにも嬉しい料理です。よかったら作ってみてくださいね。

1人分の栄養価:エネルギー263kcal たんぱく質14.5g 脂質13.7g 炭水化物20.6g 食物繊維4.3g 塩分1.1g

ミヌダル栄養価計算表

材料(2人分)

材料
分量
豚ロース肉
1枚
A.塩麹
小さじ1/2
A.醤油
小さじ1
A.みりん
小さじ1
A.おろしにんにく
小さじ1
A.黒すり胡麻
大さじ2
赤大根
120g
南瓜(季節の野菜で代用可能)
120g
B.塩麹
小さじ1/2
オリーブオイル
小さじ1

手順一覧

1

豚肉は、キッチンペーパー等で水気を拭き取り、筋切りをして1口大に切り、Aで下味を付ける。(約10分)

2

赤大根・カボチャは一口大の1㎝幅に切り、Bで下味を付ける。

3

フライパンにオリーブオイルをひき熱し、2を加え、両面軽く焼いてお皿に取り出す。

4

3のフライパンに、1を加え、両面火が通るまで中火で(片面約5分ずつ)焼く。

5

4と3を重ねながら串等に刺し、器に盛り付けて出来上がり。

ポイント

沖縄と豚肉 ミニコラム

豚肉は、琉球王国時代4大食材の1つとされ、琉球料理にも多く使用されています。その昔は、一般家庭で家畜され、1年に数回しか食べられなかった貴重な食材でした。現在でも、沖縄のお正月や行事には欠かせない食材なのです。

沖縄料理をみても《ラフテー、ミミガ—(豚の耳)の和え物、ソーキそば》など豚肉を使用した料理がたくさんありますね。脂が多いイメージですが、ばら肉(三枚肉)をブロックのまま使用するときは、下茹でして余分な脂やアクを取り除いてから調理するなど、健康に気を付けた調理法が多いのが特徴です。調理の工夫も長寿の秘訣の1つですね。

関東より400年も前から家畜されていた資料もあり、沖縄と豚肉は長い歴史があるのです。

琉球料理「ミヌダル」レシピは↓noteで公開しております。
沖縄料理研究家 宮澤かおる|note

ご参考コラム

– PRが含まれています-

おすすめ!?レシピ

  1. マーボゴーラ(ゴーヤー)〈沖縄県レシピ〉□栄養表示□

  2. ナーベーラーと島野菜のサラダ〈沖縄県レシピ〉

  3. ナーベーラーと豚肉のハサミ蒸し〈沖縄県レシピ〉

  4. ほうれん草のフィットチーネ*季節のパスタレシピ【YOKOHAMADry乾燥野菜農福連携】

  5. 抹茶とマスカルポーネのチーズテリーヌ♡濃厚&ヘルシー【料理/食文化研究家レシピ】

♬レシピ動画♬

  1. 島野菜シマナー(からしな)で*ご飯が進むお惣菜レシピ動画♪

  2. ♬レシピ動画♬ふわふわ食感の雲パン♡

  3. モリンガパウダーの米粉フィナンシェレシピ動画*贈り物にも♪

ピックアップコラム

  1. 離乳食を作る際に意識したいポイント・レシピ例・注意点【管理栄養士コラム】

  2. アスリート・スポーツ選手・スポーツをする方向けの食事・栄養素【管理栄養士コラム】

  3. 食を仕事にしたい方へ料理研究家の実情解説~料理家とは・レシピ開発~