感情別

春薬膳*春のメンタル不調に簡単中華風豆苗スープ【国際薬膳師レシピ】

調理時間
10分

春になってイライラしやすい、落ち込みやすい、心の不安定さを感じているという方、それは季節の変化が原因かもしれません。

中国で誕生した中医学では、春は「気」と呼ばれるエネルギーが体のなかをスムーズに動かず、滞りやすくなるといわれています。「気」が滞ることで、精神的に不安定になったり、ため息が多くなったり、緊張感が続いてしまったりという心の不調があらわれやすくなります。

そんなときは、軽い運動をしたり気分転換をしたりするとともに、食べ物を通してメンタルをととのえることもおすすめです。

今回ご紹介するスープでは、体のなかを巡る「気」をスムーズに動かすサポートをする豆苗とみょうがをつかいます。

このスープは具材が柔らかくなるまで煮込む必要がなくさっと火に通せばできるので、一品足りない時にもぴったりです!みょうがは普段のおみそ汁やお料理のトッピングにもつかえるので、春には冷蔵庫に常備してみてはいかがでしょうか。

春は新たなスタートを迎える方も多い季節ですので、気の巡りを意識しながら、がんばりすぎず、自分のペースで歩みを進めていきましょう。

材料(4人分)

材料
分量
豆苗
1パック
みょうが
2個
かつお節
1パック(3g)
鶏ガラスープの素
小さじ3
600cc
味噌
小さじ1
小さじ1

手順一覧

1

みょうがをみじん切りにして、味噌、酒、かつお節とあえる。

2

豆苗は3~5cmくらいの食べやすい大きさに切る。

3

鍋に水を入れ火にかけ、沸騰したら弱火にして、鶏ガラスープの素を入れてよく混ぜる。

4

鍋に2.の豆苗を入れてさっとまぜたら、1.のみょうがを入れ、30秒~1分ほどゆっくりまぜながらアルコールをとばし、火を止める。器によそって完成。

ポイント

豆苗はさっと火を通してきれいな緑になったら、すぐにみょうがとかつお節をいれて、風味がとばないよう火にかけすぎないようにします。
◆味が薄く感じたら、塩少々で調整してください。
◆紫蘇もみょうがと同じ働きがあるので、もしあれば千切りにしたものを最後にトッピングするのもおすすめです。

気が滞リやすくなる原因は五臓の「肝」に深く関わりますが、五臓の「肝」や春のメンタル不調についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧になってみてください。

薬膳メモ

<六味(食材自体がもつ味)・五気(食材がもつ性質)・帰経(食材が働きかける臓腑)>

豆苗  ⇒気の巡りを促す
みょうが <辛・温・肺、大腸、膀胱>
⇒体を温め、発汗を促す

春薬膳レシピ

他の春薬膳レシピは以下をご覧ください。素晴らしい季節を心穏やかに楽しく過ごせますように*



作ってくださいました♡

「TSUKURUCOSME つくるコスメ」代表の高垣梨美子さんが、本レシピを参考に豆苗スープを作ってくださいました♡いつもありがとうございます♪

PR

おすすめ!?レシピ

  1. こねつけ*郷土料理<長野県レシピ>

  2. マグロとバジルの簡単ブルスケッタ【管理栄養士レシピ】

  3. 甘酒ティラミス♡【管理栄養士レシピ】

  4. 島野菜カンダバー(八重山カズラ)と大豆ミートのパスタレシピ動画♪

  5. 豆鯵(アジ)とカラフル&たっぷり野菜のマリネ♪

♬レシピ動画♬

  1. 島かぼちゃの簡単ムース♪材料3つ島野菜スイーツレシピ動画

  2. 島野菜*田芋(ターンム)で大人な生チョコくるみ入り♪レシピ動画【沖縄料理研究家レシピ】

  3. 島野菜シマナー(からしな)で*ご飯が進むお惣菜レシピ動画♪

ピックアップコラム

  1. 乾燥肌の予防と対策・必要な栄養素とは?【薬剤師コラム】

  2. かみにくい・飲み込みにくい方向けの食事【管理栄養士コラム】

  3. 琉球菓子の魅力・種類-現代の沖縄に伝わる-【沖縄料理研究家コラム】