野菜を生のまま手軽に食べられる夏の山形県の定番料理。山々に囲まれ夏は高温多湿で非常に暑さが厳しい村山地域を中心に食べられてきたといわれており、現在でも地元の人々の生活に定着している一品。暑さで食欲がなくなる時期に、きゅうりやなすなど水分を多く含む夏野菜と青じそやみょうがなどの香味野菜を刻んで和え、味付けしたのが「だし」。昔から農繁期のスピード料理としても親しまれてきました。

「だし」という名前の由来は、出汁のようにほかの食材を引き立てる事から「だし」となった説や、包丁で野菜を細かく切り“出す”ことから「だし」となった説、また、野菜を刻んで味付けしただけで手早く食卓に“出す”ことから「だし」となったなど、諸説あります。
「だし」のレシピは“100軒の家があれば100種類の味”があるといわれていて、非常に多彩なのが面白いところです。

新鮮な夏野菜を細かく刻んでつくった「だし」は、ごはんにのせるほか、冷奴にのせたり、そうめんやそばのつゆに薬味として入れたりと、食べ方は多種多様です。

材料(4人分)

材料
分量
なす
小2個
きゅうり
1本
みょうが
2本
しょうが(お好みで)
1かけ
青じそ
4枚
ねぎ
1/2本
青ナンバン(お好みで)
2本
カツオ節
適量
だし醤油
適量

手順一覧

1

野菜を全部みじん切りにして、一度水に入れてアクを抜き、水分を切る。*野菜はすべて水につけてアク抜きせずともよい(なすや青じそなどアクが気になるものだけで)

2

1.を器に盛り、カツオ節をかけ、だし醤油をかける。※油揚げや、豆腐、オクラなどを入れても良い。

レシピ提供元名 : 「やまがた郷土料理探訪」(編集:山形県グリーン・ツーリズム推進協議会、監修:古田 久子 氏)
出典:うちの郷土料理[農林水産省]より(株)インフィニティラボ作成

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